こんにちは!
今日はわたしがオーストラリアのメルボルン大学留学時代に滞在していた、メルボルン大学の
大学寮の1つ、Janet Clarke Hall(略してJCH)のことについて書きたいと思います!
ちなみに外観はこちら!!

赤レンガの建物で、非常に格式高そうな、かっこいい学生寮です!
わたしはこの大学寮で10ヶ月を過ごし、非常に成長できたと感じています。
留学時代の辛いことも楽しいこともすべて詰まった、思い出の大学寮です!
1 大学寮って?(JCHの紹介)
2 なぜおすすめか
3 費用・・・。
1 大学寮って?(JCHの紹介)
まず、大学寮って何? という質問が来そうですが、
大学寮は、メルボルン大学管轄の学生寮で、2020年現在で、10の学生寮が存在します。
ハリーポッターの組み分け帽子で分けられる、寮のようなものを想像してもらえるとよい思います。
各寮に個性的な特徴があり、寮対抗でスポーツ対決、ダンス対決、ディベート対決をしたり、
ときには食事交流会をしたりします。
1年生から3年生まで、現地学生から留学生まで様々なバックグラウンドを持った学生たちが、
大学寮で勉強をしたり、イベントをしたり、食事をしたり、お酒を飲んだりと、
普通の留学では体験できないことも多く経験することができます。
ちゃらんぽらんな学生寮ではなく、大学の教授や講師や住み込みでいたり、寮長や副寮長は
大学でも権力のある教授であったり、寮の中でCommitteeといわれる学生委員会があったりと、
厳格でしっかりとした組織です。
-
Photo by Christina Morillo on Pexels.com
さて、その10ある学生寮の中のJanet Clarke Hallに焦点を当てますと、
人口比率はオージー:アジア諸国(マレーシア&シンガポール&中国)=8:2くらいの環境でした。私が滞在していた時は日本人は私のみで、何年かに1回日本人が入寮すると聞いていました。
部屋は1人1部屋与えられ、Junior Common Roomと呼ばれる場所にはビリヤードや卓球台があったり、自習ができる図書室、3食ご飯が食べられるDining Hall、BBQやテニスができる庭があったりします。
JCHは100人が暮らしている一番小さい寮で、誰も「こいつ誰だ」という感じにはならない
アットホームな寮ですし、みんな人柄がよく、一度も取り残されるようなことはありませんでした。
一番大きなTrinity Collegeや Ormond Collegeは3-400人クラスのマンモス寮なので、
いかにJCHが小さい寮か想像がつくと思います。
ただただ滞在しているわけではなく、一人ひとりがJCHerとして(JCH人のような意味)
寮を代表してスポーツ大会に出たり、パーティをしたり(フォーマルもカジュアルも)
厳格で儀式的なイベントもあり、私の感覚では、オーストラリアに留学したというよりは、JCHに留学したようなものです。
それくらい、オージーの、そしてJCHの文化にどっぷり浸かることができ、非常に有意義な時間でした。メルボルン大学に留学される方には絶対オススメします。
2 なぜおすすめか
おすすめの理由は3点あります。
1:オージーの文化にどっぷり浸かれること
これが大きな要因ですね。
オーストラリアは多文化国家なので、色々な文化、国の人と交流したいんだ!って方にはあまり向かないかもしれませんが、オージー達が何を大事にしていて、何をするのが好きで、どんな人間なのかを知れる最高の場です。
白豪主義なんて本当に昔のことで、一度たりとも差別的な行為をされたことはなく、こんなにも受け入れられていいものかと驚いたくらいです。
あとオージー英語もぐんぐん伸びますね。reckon, dodgy, rock up, , she'll be right, tinny, goon,boot などなどオージーならではの語彙を覚え、使っていくことで彼らに認められていきました。
2:とてもチャレンジングな環境に身を置ける
良いイメージのJCHについて書いてきましたが、そこは光と陰で陰の部分も非常に大きい寮生活です。
JCHではグループで会話することが多いので、100%劣等感を感じることになります。言っていることがわからない、わかっても話についていくだけの話すスピードがない、
「それどういう意味?」と会話を止められず、何が起こっているかわからない。などなど。
一番辛いのは、みんなが何かを見て笑っている時に私はそれの理解ができない時でしたね。
その時に視覚的に、自分は笑っていない、みんなは笑っているという状況になり、
I’m not a part of them, I do not belong here...と疎外感を感じてしまいましたね。本当に辛かった。
でもこういう状況を経験できることは人生の財産なんですよね。
肉体と同じで、精神も負荷をかけてあげないと成長しません。
今となっては、「そんなことを経験できたことは強みだ」と思えるようになりました。
そしてそれが自信につながり、次へのステップとなり、次の目標への原動力になっています。
3:勉強に集中ができる
これはすごく大事ですね。食事を作らなくて良い、買い物をしなくて良いなどなど、日常の庶務を一切カットでき、勉強できるのは価値があることだと思います。
また、どの大学寮も非常に大学に近いので(徒歩圏内)、通学時間を短縮できます。
自分の時間や、仲間たちの時間を持てることで、より知識や理解を深めたり、仲間との交流を
深めることができます。
メルボルンに移住してからも、一緒に飲みに行ったり、私の引越し祝い(House Warming)に
来てくれたり、ゲームをして遊んだりなど、末永く付き合える仲間たちができました。
3 費用・・・・・・。
さあ最後に費用です。ザクッと年間250万円。
しかも2セメスターでなので、実質9ヶ月くらい?
しかも!ブレイク(夏期休暇、冬期休暇)の間は滞在は有料になるので1年まるまるとなると300万円くらいでしょうか。
そうなんです。めちゃくちゃ高いんです。私は大学から160万円ほど奨学金をなんとかゲットしましたが、それでもさらに祖母に100万円借りました。
2021年の寮費は約30,000AUDで日本円で約230万円くらいですね。信じられません。

寮費に含まれるもの
・家具つきの個室
・1日3食の食事
・メルボルン大学のジム会員費(月およそ6,000円)
・水道・ガス・光熱費
・洗濯機・乾燥機
・ビリヤード台・卓球台・テニス/バスケットコート
・さまざまなイベント参加(食べ物やお酒も)
・ハイティー(おやつの時間のお菓子や果物・と飲み物) などなど
基本的に学生寮に住んでいれば、ほぼ追加でお金がかかることはないので、
生活費は外食や外部のイベントに参加しない限りは、230万円ポッキリ!ということになります!
食事は大抵おいしいですし、週に2日は少しフォーマルな格好をして食事をする
ハイテーブルがあったり、毎月なにかしらのイベントがあったり、常に友人たちと
一緒にいられる環境を考えると、
べらぼうに高いとも、言い切れないような気がします。
お金を工面できるのであれば、絶対におすすめしたい経験でした!
まとめ

メルボルン大学の大学寮、Janet Clarke Halについてご説明させていただきました!
わたしはこの寮生活を通して、オーストラリアの文化や価値観を深く学ぶことができましたし、
生涯の友人にも出会うことができました。
ずっと楽しい寮生活ではなかったですが、寮の教授や友人にサポートを得ることで、
「自分も海外でも生活できるかも」と自信をつけることができた場所でした。
自分の人生の中で、最も成長できた場所の1つだったと自身を持って言えます!
もしメルボルン大学留学を検討されている方、すでに決まった方は、大学寮も
少し考えていただければなと思います!
コメントやTwitterもご質問受け付けておりますので、お気軽にどうぞ!
Twitter: @MelbYosh
それではまた!
Yoshi